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​創業から2年目を迎えて

 おかげさまで、当初3人からスタートしたステーションも今では看護師6名、(内、1名、脳卒中リハビリテーション認定看護師在籍)、PT1名、医療事務1名の所帯となりました。「これが正解」のない訪問の現場で、当ステーションのスタッフたちがお互いを尊重し、発言に耳を傾け、協力して訪問看護を行う背中は、現在のペイフォワードを支える宝となっています。

 ところでこの1年半、病院とは違う在宅で、その方らしい生活をただ健康維持にフォーカスを当てたのでは、その生活は守れない場面を何度も拝見してきました。そして、ここに在宅へ訪問する意義を実感しました。しかしこの実感だけでは押しつけの看護になってしまい、寄り添いを必要とする在宅看護には遠く及びません。他職種サービスの方々との連携、情報交換、各セクショナリズムを尊重しながらも、時としてお互いの訪問で補完し合う柔軟な姿勢こそ、在宅訪問で求められる姿だと感じております。

 出会いと別れから得た学びを糧として、これからもますます訪問の現場で頑張って参りたいと思っております。どうぞ、よろしくお願いいたします。

​寄り添うとは、
提案することではなく、
相手の思いを受け止めること

この1年半の間、私たちは多くの障害やご病気の方々と触れ合わせていただきました…。

余命を宣告された方

​おひとり暮らしでお風呂に入れずおトイレにも行けない方

脱水症を繰り返してしまう方

毎日点滴が必要な方

不安で薬を飲みすぎてしまう方

人と会うのが怖くて外に出られない方

少しずつ歩行がおぼつかなくなってきている方

貧血や低栄養で入院を繰り返している方…

​ひどい床ずれの手当に困っていらっしゃる方…

全てがハッピーエンドではありませんでした。

でも、ご利用者様やご家族様に寄り添うとは、

それは、理論尽くしで合理的なご提案ではなく、

無謀でも、「こうしたい」というその想いを受け止め叶えるためにできることを全力で行うこと。

​これがここまで来させて頂いた私達の学びです…。

​ペイフォワードを支える
スタッフたち

訪問の合間、それぞれのお誕生日会を持ちながらホッと一息…。

普段の仕事で見せる真剣でクールな表情の隙間で見せてくれるこの笑顔、明日もご利用者様のところで花を咲かせてくれることでしょう( ^ω^)・・・

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